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ローズマリー抽出石けんの色 [├ 石けんの色]

この記事の続きです。

これ(オイルブレンド前)がこんな風(トレースの頃)になったローズマリーのインフューズドオイルの石けん、保温後の写真大公開。
⇒ ⇒


本当に緑色に戻るよ。。。。
上面 と 側面(クリアファイル越し)

上面はキレイなペールグリーン、空気に触れていない側面はまだ緑茶色。
ジェル化しているため型離れが悪かったけど、翌日無理やりクリアファイルをはがし、カット。
ドーナツ模様になってるけど中まで緑。よかった。
(過去のやばい断面は→こちら)

ところで上面の写真で分かるように、中途半端にジェル化してます(端のほうの色が薄い)。側面ではそんな差はないのですが。うーん、あれで保温が足りていないのか。。。

■追記
解禁間近の頃の写真。ペールグリーンに落ち着きましたよ。ジェル化ムラか?と思った部分もすぐに分からなくなり、ジェル化ムラではなくローズマリーの色変化中によるムラだったのかも。


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コメント 5

こるり

ゆりくまさん、こんにちは!

ローズマリーだけだときれいなモスグリーンになるんですね。
前にラベンダー&ローズマリーのウルトラ抽出でこれより
もう少し濃いモスグリーンっぽい色に仕上がりましたよ。
香りもよかったです。

ジェル化させた方が石けんにはよいのでしょうか?
使い心地ではワタシにはあまり違いが感じられず・・・汗
肌は弱いのに、鈍感なので(笑)

ペールグリーン色で仕上がってもきれいですよね~♪
by こるり (2006-09-22 16:30) 

ゆりくま

■こるりさん こんにちは。
まずはおかしな色にならなくてホッとしています。
ラベンダーのウルトラ抽出は香りが残るとのことで、非常に興味津々なのですが、濃緑のラベンダーがビジュアル的に納得いかないものがあってまだ踏み切れていません。でもあの粒からガクを取り除くわけにもいかないし。

ジェル化は。。。
私も最近はすぐアレルギー性の湿疹が出るくせに鈍感なので体感はできないのですが、変に知識だけあるがゆえのジェル化派です。
(あと、ノンジェル石けんのもそっとした感じもあまりスキではない)
化学反応の速度理論に則れば、保温箱での24時間前後の間に、ジェル化する条件のほうが確実に反応が進んでたくさん石けん分ができている(苛性ソーダを多く消費している)はずなのです。箱から出して室温に戻ってからは温度的には同じ条件ですが、冬場には10℃を切ろうかという温度、かつ流動性を失って固まっているものの中で鹸化反応が進むとは考えにくいです。
ではノンジェル石けん中の残った苛性ソーダはどうなるのかといえば、これは乾燥の過程でソーダ灰になるのでしょう。苛性ソーダは固体でも水溶液でも簡単に空気中の二酸価炭素と反応してソーダ灰になってしまいます。マイルドと感じられるまでに時間がかかるのは、石けんの内部にまで空気が行き渡るのに時間がかかるからだと考えます。
ソーダ灰が多くできてもその分鹸化されなかった油脂も予定より余分に残っているので、これらが相殺して結果的に使用感に違いがないように感じられるのではないでしょうか。

長くなりましたが、せっかく入れた苛性ソーダを全部反応させないなんてもったいない!というケミカルエンジニアとしてのこだわりが、私をジェル化へ走らせているのでしょう。

石けんによいかと聞かれれば、過剰油脂が痛みの原因になるので、同じ保存条件なら、ディスカウントが大きいものやノンジェル石けんが、より速く酸化するんじゃないでしょうか。
by ゆりくま (2006-09-22 19:50) 

toakon

新人ソーパーのあっしっとしましては、色々なソーパーさんたちのブログを読むたび、ジェル化した石けんっていいの?悪いの?どっちなのおおお??といつも思っておりました。
あっしの数少ない製作&使用経験ではそこんとこは計り知れない、まだまだ未知の領域であります。ゆりくまさんの解説でまたひとつ勉強になりました。
でも、きっとつきつめると、結局好みの問題になるんじゃろうなあ。
by toakon (2006-09-23 03:24) 

石鹸大好き

こんにちは~
ノンジェル・ジェルの話が出てくると首を突っ込んでみたくなる私です。
この話題大好きなもんで。
ソーパーさんには圧倒的に人気のあるノンジェル石けんですが、私は少数派のジェル化派です。
ゆりくまさんと同じで嬉しいなぁ。
油脂やディスカウントを全く同じ条件にして、1ヵ月後のアルカリ度を試験紙で計ったら、ノンジェルph10・ジェル化ph8位になるので、やはり解禁後すぐに使いたい時は圧倒的にジェル化のほうがマイルドだと思います。
私は解禁後石けん泡をなめて確かめたりもするのですが、ジェル化はやはり全く舌にも刺激がありませんね。
それに、ジェル化したほうがやや端に透明感あってきれいだし、モッチリした羊羹のような生地になるので好きです(本当はこの見た目が好きなのが一番の理由でもあるんですが;;)。
そして、手作り石けんを何十年と作っているケイ○ズさんのとこの説明でも、「石けんにとってゲル化は、石けんが本来望むべき行程であり、ゲル化するのが普通の状態」というようなことが書いてあったので、やはりジェル化させよう!と強く思うようにもなりました。
また、ノンジェルの時、ソーダ灰がつくのも嫌です。

こんな事書いていますが、ソーパーによって好みがあるので、何とも言えないんですけどね。
前田さんもなるべく油脂の過温は避けているようでノンジェル派のようだし。
ジェル・ノンジェルにかかわらず、それぞれが安全確保して作っていけたら良いですね。

それにしてもゆりくまさん、ケミカルエンジニアだなんてカッコイイ職業ですね。
ゆりくまさんが石けんの本を書いたら絶対に買うのになぁ。
by 石鹸大好き (2006-09-23 10:53) 

ゆりくま

■toakonさん、石鹸大好きさんこんにちは。
ジェル/ノンジェル問題は、好みの問題といってしまえばそれまでなので、非常に遠まわしな表現にせざるを得ないのが気持ち悪いところです。
どちらがより石鹸かといわれれば、絶対ジェル石鹸なんですが。
石鹸大好きさんも試されたようにノンジェル石鹸はソーダ灰のせいでpH高めになり、それで刺激少なくしようとするとどうしてもディスカウントを上げなくてはいけなくなるし、ちょっと本質的でない感じがするんですよね。
せめて、ジェル化させないために冷蔵庫に入れました、なんてのはやめてほしいなと思います。

ケミカルエンジニア、カタカナで書くとかっこいいけど、現場直結のお仕事なので若いヒトにはあまり人気がないお仕事みたいです。学校選ぶ段階ではなにやるのかピンときにくいですし。
私はここ何年か現場を離れて管理業務のほうをしているので、肝心なことはすっかり忘れちゃいました。実験器具とか近くにあるといいのになぁ。
by ゆりくま (2006-09-23 16:46) 

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