きしみの少ないリキッドシャンプー(実験) [■手作り石けん記録]
久々のリキッドソープ、実験の続きです。
写真のとろとろリキッドは食用色素で着色
不飽和脂肪酸系のオイルがメインの液体石鹸には塩でとろみを付けられるということを前回ご紹介しました。
塩は食塩(塩化ナトリウム)だけではなく、いわゆる電解質なら効果があります。
今回使ってみたのはpH調整やジャムの酸味矯正などに使われるクエン酸ナトリウム。
キレート作用があるので、金属封鎖剤として働いてくれることを期待です。
クエン酸ナトリウムはさらさらした結晶です。
シャンプーで効果を確認するため、手にとってもこぼれ落ちないくらいのかなり強めのとろみをつけました。
食塩のときと同様に濃い水溶液を作って希釈したリキッドソープに加えていきます。
弱電解質のためかとろみ付けの効き目は食塩より若干弱いようなので、ある程度クエン酸ナトリウムを加えた後は濃い食塩水でとろみの強さを調整。
結果的にクエン酸ナトリウムとしての添加量は希釈済みのリキッドソープ100ccに対して小さじ1/2強くらいでした。
その効果は・・・
間違いなく軋みは少なくなる! (クエン酸ナトリウムを加えないものに比べて)
でもさすがに完全にスルスルサラサラというわけにはいかないです。
あと、泡持ちが悪いのが気になります。
はじめの泡立ちには特に問題ありませんが、泡が長持ちせずすぐに消えてしまいます。
やはり塩で阻害されているようです。そういう意味ではなんとかガムのとろみのほうが使い心地が良いかもしれません。
クエン酸ナトリウムは昔から知られている金属封鎖剤ですが、他の金属封鎖剤より単価が高いのでその用途では化粧品
お洗濯に気兼ねなく使えるほど手ごろなものがあるといいのですが・・・。
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