脂溶性の色素を色素として取り出す [├ 石けんの色]
昨年から、植物から取り出した顔料「フィトピグメント」として赤、黄、藍、紫を中心にご紹介しています。
絵の具の混色と同様にこれらの色を混ぜればかなりの中間色を作り出せます。
それでも欲しいととにかくご要望が多いのにご紹介できていないのが「緑」。
植物の緑色はご存じ葉緑素、クロロフィルです。
クロロフィルは脂溶性の色素で、今までのところ水にも油にも溶けないピグメントとしてご紹介できる素材や手法を確立できていません。
脂溶性のカロテノイド系(黄ー赤)も同様です。
でもでも、冒頭の写真をご覧ください。
実は物質として色素だけを取り出すことはできるのです。液体は取り出した色素をひまわり油に溶かしたもの。綺麗に色がついて、脂溶性だということがよくわかります。
ピグメント(顔料)ではなく、油性インキの素みたいなものです。
取り出し方も簡単で、ぶっちゃけ色だけを目的になんたら抽出法でインフューズドオイルを作るよりはるかに早くて面倒な汚れ物も少ないです。(そのほかの有効成分は取れないので、美容目的ならインフューズドオイルにしてくださいね)
厳密にはピグメントではないけどいいかなぁ。
これらの色素にはご紹介しにくいもう一つの問題が。
これもせっけん系の方はご存じと思いますが、めっぽう光に弱く、退色が超速なのです。
使い方によって安定性が変わるかどうか、これからの課題です。
ネチネチしているのでフィトピグメント講座でお馴染みの例の粉と一緒に乳鉢してオイルに溶いてみました。
せっけんに入れてみようかな。
前の写真と左右逆なのが、私の行き当たりばったりなところ。。。
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