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冬のリキッドソープ [▼手作り石鹸のツボ]

リキッドソープ

リキッドソープコンプリート講座のサンプル
この冬の寒さで少し様子が変化しているものがあります

左から、曇るもの
オリ(澱)が出ているもの
変化がないもの
右のキラキラになっているものは、冷えて固まったのではなく、もともとパール様の光沢を持たせることを意識したレシピの銀色石けんです。

オイルから作るリキッドソープの石けん成分は当然そのオイル由来のものになるので、高融点の脂肪酸があると、寒い時期には溶解しきれずに澱となって出てきてしまいます。オリーブ油やホホバ油が冬に白くなったり固まったりするのと同じです。

自分で使う分には問題ありませんが、もし販売することがあるならクレームの原因となりやすいので、できあがったリキッドソープを一度冷却して澱を取り除く(上澄みだけを取り出す)必要がありますね(笑)

リキッドソープの澱のアップ
△澱のアップ

澱を生じさせないようにするには、オイルを選ぶ、澱を取り除く、とろみをつけて発生したも澱を沈ませないようにする(濁るけど)などの方法があります。
また、冬季と夏季でレシピや希釈の度合いを変えていくことも工夫の一つになります。

銀色石けんは敢えて溶けない成分を多くすることで、銀色光沢のクリーム状の石けんを作ろうとしたものです(戦前の石けん作りの本に紹介されていたものを工夫して実現させています)

銀色石けん

さて、いつもあまりご紹介できていないので、たまには講座の概要を書いてみたいと思います。

リキッドソープコンプリート講座ではメジャーな作り方に加えて、アルコールを使わない(でも速い)もの、ナトカリ、まさかというような別の助剤を使うものなど特徴のある作り方をご紹介するのですが、単に作り方を何パターンか知るということではなく、それぞれの方法に適用できるオイルのレシピ、実は使えないレシピ、できあがりの違い(違いを出したければレシピと作り方を変える)ということを相対的、総合的に比較できるように組み立てています。
例えば、一番メジャーな中村純子さんの本で紹介されているエタノールでブワーッと泡が出る方法は、アルコールで鹸化を進めるので万能ですが、アルコールを使わないでホットプロセスで進めようと思うと、ココナッツオイルの含有量で格段に成功率が変化するので、成功させるための管理、時間を短縮する方法をご紹介します。また、増粘剤なくとろみをつけやすいレシピ、リキッドソープの素の希釈が極めて簡単なレシピ、その作り方、という具合です。
講座内ではかなり積極的にとろみをつける話をします。だって薄めるのは簡単だから、濃い側を攻めておきたいですよね!

作り方の中には私の他の講座で単発でご紹介したものもありますが、方法だけでなく、使えるレシピの範囲や比較をするという点で全く違う内容になっているので、楽しんでいただけると思います。

とか書いている今日時点で次回開催は決まっていないのですが、もし機会をいただけたらまたご案内しますので、是非ご検討ください。

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