ハーブティーのぷちぷち [└ ハーブ活用]

ローゼルとローズのピンクのシロップをぷちぷち食感のビーズにしてみました。
先日のこと。。。
炭酸カルシウムと間違えて塩化カルシウムを買ってしまったワタシ。
(外装フィルムを破ってしまったので返品不可)
せっかくなので、家にあるもので遊んでみました。
ジェル化粧水や液体石けんのとろみづけに使っているゲル化剤のアルギン酸ナトリウムはカルシウムイオンと結合して固まります。
これを利用して、アルギン酸Na溶液の液滴の周りに膜を作るというのがいわゆる人工いくらの作り方です。
実は自分は大学の卒業研究でいっぱい作ってました。
食べる目的ではなく、人工いくらカプセルをバイオ、工業的に活用する研究です。
食品添加物グレードの材料を使えば食べることができます。
自由研究ネタとして作り方もたくさん公開されているので、探してみてください。
ちょっとだけ紹介します

A)1ー2%の塩化カルシウム水溶液 (乳酸カルシウムでも)
B)1ー2%のアルギン酸ナトリウム水溶液 (お好みのハーブティー、シロップ、ジュースなどで)
を作って、BをAに滴らしていくだけという、簡単なものです
アルギン酸Naの方は、2%くらいの水溶液を作っておいて、ジュースなどで倍に薄めると作りやすいです。食べるのであればしっかり味をつけておくとよいですが、糖分でネバネバが強まるので、あまり甘くし過ぎると上手に滴下できません(オタマジャクシみたいな尻尾ができます)
アルギン酸Naを溶かす時は、あらかじめ3ー4倍量の砂糖と混ぜておいたものを熱湯に加えてよく混ぜ、それでもダマが発生するので数時間放置して十分水分を吸わせてから再度よく混ぜ合わせます。
放置前に電子レンジなどで沸騰直前まで再加熱すると少し時間を短縮できます。
滴下の様子を撮影したのでよろしければご覧ください
飲み物(炭酸水とカルピス)に入れてみましたが、タピオカのようなむちむちの食感ではないのでイマイチでした。食感を活かす使い方を見つけたいところ。
甘いものならパフェやかき氷などのトッピング、塩っぱく作ってドレッシング的に使うのはどうかな。もちろんイクラ寿司にするのもありですね。

あ、石けんブログなので念のため書いておくと、このビーズは液体石けんでは作ることができません。
カルシウムイオンと石けんが結合して、いわゆる石けんカスができてしまうためです。
→滴下で固まるけど、一緒にできる石けんカスのせいでベタベタくっつく
→数時間でビーズ崩壊
→手を洗ってみるとめちゃめちゃ突っ張る(石けんカスのせい)
という残念な結果になります。

買ってしまった塩化カルシウム500g
今回使った分 4g 。。。。
残りは下駄箱の除湿剤にでもしようかな。。。
人工イクラ的なものはもうひとテクニックあるので、それくらいは追い追いご紹介できればと思います。
アルギン酸ナトリウム
石けんにトロミを付ける方法はこちら
https://kumaguma-soap.blog.so-net.ne.jp/2018-07-27
塩化カルシウム
除湿剤、にがり成分なので、チーズ作りにも使えるかな。
![]() クリック応援ありがとうございます |
2019-09-20 06:51
nice!(6)
コメント(0)
Facebook コメント
![]() 手作り石けん講座案内 |
![]() クリック応援ありがとうございます |
コメント 0