漬けてみた実験 [├ インフューズドオイル]

いろいろインフューズドオイル作成です。まとめて温浸法でいきます。
その中で、今回のチャレンジはこちら。
気持悪目なので小さい写真で。


シロップ付けに仕切れなかったアロエベラで、自家製アロエベラオイル~! (ってアリなのか?)
そもそも生で漬けていいのかどうかがよくわかんない。(どうもそうらしいんですが詳細がよく分からない)
ハーブのインフューズドオイルの場合、有効成分がオイルに触れるのを妨げる水分は乾燥させておいたほうが効率がよいのですが、この場合どうみてもほとんど水分だし。
案の定ねばねばは全くオイルと混ざってないし。(写真は竹串で持ち上げたところ)
そこで温浸法で温めたところ、ジェルが軟らかくなるのに加えて相溶性が上がってきれいに分散して混ざるようになり、冷めて分離したあとの油側は白濁しています。(はじめの写真の真ん中のヤツ)
うんうん、何かが抽出されているようだ。(何かがね)
ケミカルエンジニアリング的に言う液液抽出という方法だと考えればよいのかな。
仕事では珍しくないシチュエーションなのですが、自宅でやることになるとは。。。
あとはいかに水分が混ざらないように油側だけ取り出すか・・・。分液漏斗ほしいな。
うまくいったとしてもなんだか腐りやすそうな気配なので、ちょびっと化粧品に使ってみた残りは早めに石けんにしちゃうつもりです。
(やってみた実験なので、真似されておかしな事態に陥っても全くフォローできません。ご注意くださいね)
あ、そうそう、インフューズドオイルを漉すのに超便利でチープな道具を発見したので、使って写真撮ったらご紹介しますね。
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ウルトラ抽出のまとめと失敗事例 その2 [├ インフューズドオイル]
エタノールを使ってインフューズドオイルを作る方法、いわゆるウルトラ抽出法。
手順の再掲と失敗事例写真の紹介、その2の失敗事例編です。
***ウルトラ抽出オイルの石けん ローズレッド(左) と ハンガリー水と同じブレンドハーブ(右)***
※これは成功事例
その1 :手順の再掲、思うところ ※文字ばっかりの長文です
その2 :失敗事例 などなど ※やっぱり長文でした。
■失敗事例■
※はじめに書いておきますが、失敗といっても見た目や質感がちょっとアレな感じなだけで石けんとして十分使えるものです。廃棄しなくてはいけないようなブツではないので過剰に期待しないでくださいね。そしてこのようなアレな石けんになってしまうのは手探りだった初めのころでも5回に1回くらいで、たいていは失敗してないので過剰な心配もしないで大丈夫です。※
ウルトラ抽出で大変なことになるといえば、オイルに残ったエタノールによる鹸化促進です。
苛性ソーダ水をオイルに合わせた途端にどんどん発熱して固まり始め、ものの数分で型入れ困難になってしまうことがあります。
(さすがにそんな状態で写真は撮れていないです)
そしてそういう事態に陥ると、なんと端っこポソポソ・もろもろ石けんになってしまう(可能性が高い)のです。
ウルトラ抽出のまとめと失敗事例 その1 [├ インフューズドオイル]
エタノールを使ってインフューズドオイルを作る方法、いわゆるウルトラ抽出法。
主に緑の石鹸を作る時に大活躍しています。
原本からの引用記事を以前に紹介していますが、何回かやってみて色々思うところもあったので、手順の再掲と失敗事例写真の紹介をしておきます。
だらだら書いていたら長文になってしまったので2回に分けることにします。
その1 :手順の再掲、思うところ ※文字ばっかりです
その2 :失敗事例 ※やっぱり長文です
ウルトラ抽出 ローズマリー石けん
■エタノールを使うインフューズドオイルの利点・石鹸用オイルとした場合の欠点■
- 水溶性の成分も抽出される(といわれている)
- 濃い抽出油が得られる
- 冷浸法に比べて格段に抽出速度が速い
私は濃いインフューズドオイルを手早く得られる方法と捉えています。
- エタノールを飛ばす作業が手間
- 残留エタノールが鹸化促進剤として働き、コールドプロセスではアルカリ水を加えたとたんに固まるような事態に陥りやすい
悪い点2つ目を如何に緩和するかがポイントになろうかと思います。
ホットプロセスで作成する時やそもそもエタノールを使う液体石鹸では欠点になりません。
もちろんスキンケアに使う分にも(エタノールに弱い人でなければ)さほど問題になりません。
コールドプロセス石けんに特有のやりにくさということですね。
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