エタノールを使ってインフューズドオイルを作る方法、いわゆるウルトラ抽出法。
主に緑の石鹸を作る時に大活躍しています。

原本からの引用記事を以前に紹介していますが、何回かやってみて色々思うところもあったので、手順の再掲と失敗事例写真の紹介をしておきます。

だらだら書いていたら長文になってしまったので2回に分けることにします。
その1 :手順の再掲、思うところ ※文字ばっかりです
その2 :失敗事例 ※やっぱり長文です


ウルトラ抽出 ローズマリー石けん

■エタノールを使うインフューズドオイルの利点・石鹸用オイルとした場合の欠点■

    【利点】
  • 水溶性の成分も抽出される(といわれている)
  • 濃い抽出油が得られる
  • 冷浸法に比べて格段に抽出速度が速い

私は濃いインフューズドオイルを手早く得られる方法と捉えています。

    【欠点】(主に石鹸作成上の視点から)
  • エタノールを飛ばす作業が手間
  • 残留エタノールが鹸化促進剤として働き、コールドプロセスではアルカリ水を加えたとたんに固まるような事態に陥りやすい

悪い点2つ目を如何に緩和するかがポイントになろうかと思います。
ホットプロセスで作成する時やそもそもエタノールを使う液体石鹸では欠点になりません。
もちろんスキンケアに使う分にも(エタノールに弱い人でなければ)さほど問題になりません。
コールドプロセス石けんに特有のやりにくさということですね。