またまたリバッチ粉石けん製作
おせんべいが入っていた容器に入れてみました。口が広くて使いやすそう。
今回のツボはお鍋で楽々塩析です。ペットボトルより簡単。
【追記】 これは初めてお鍋塩析をした時の実験記事です。その後分量や方法をいろいろ試して、もっとこうしたほうが、という気づき点を色つきで追記していくことにします。若干見難くなるのはご容赦ください。 固形せっけんのリバッチや廃油で塩析をすることに全般ついては「ガイドライン」の記事も参照ください。 |
またまたリバッチ粉石けん製作
おせんべいが入っていた容器に入れてみました。口が広くて使いやすそう。
今回のツボはお鍋で楽々塩析です。ペットボトルより簡単。
【追記】 これは初めてお鍋塩析をした時の実験記事です。その後分量や方法をいろいろ試して、もっとこうしたほうが、という気づき点を色つきで追記していくことにします。若干見難くなるのはご容赦ください。 固形せっけんのリバッチや廃油で塩析をすることに全般ついては「ガイドライン」の記事も参照ください。 |
チーズグレーダーで削って溜めてあったチビ&オールド石けんズ、一気に粉石鹸化してしまいたいのだけど、ukiuki風ペットボトル塩析では1回に少ししかできないし、ちょっと塩の分量などが粉石けん向きでないように思います。(トロトロのジェル石けん向きかな)
そこで分量を変更し、お鍋ひとつでリバッチと塩析&粉石鹸化を済ませてしまうことにしました。
※はじめにお詫び
以下に実際に私が行った分量付きで手順を紹介しますが、そもそもはじめの削った石けんの分量に勘違いがありました。
500g強だと思い込んでいたのですが600g強だったのです~。
なので、「石けんと等量の水」が600gではなく500gだったりとおかしなところがあります。
まあそれでも問題なくモノは出来上がっているので、さほど神経質になることはないと前向きに(?)捉えていただけると幸いです。
ごめんなさい。
---------------リバッチ粉石けん(塩析あり)---------------
手作り石けんの端っこやチビ石けん、古い在庫を粉石けんにしてしまいます。
過剰油脂があるとサラサラの粉にならないのでアルカリを追加してできるだけ石けん分を増やします。
いろんな香りやハーブ、オプションなどが混ざり合ってあまりうれしくない暗黒石けんを塩析で精製してきれいにします。(追加した過剰のアルカリも除きます)
はじめから鹸化率100%で作ってある石けんの場合アルカリの追加は不要、お湯で十分溶かしたら塩析へ進みます。
今回は比較的きれいな石けんだったので、塩析は1回で終了しました。
■材料
リバッチ用固形石けん | 約600g (500gのつもりだった) |
お湯 | 500g : 石けんと等量 |
追加用苛性ソーダ | 14g :石けん100gにつき2g +α |
塩析用の塩(食塩、精製塩) | 100g :1回に付き石けんの10-20% |
炭酸塩(炭酸ソーダ) | 150g :石けんの30-40% |
【追記】 広口で浅いお鍋を使うときや取り除きたい粉もののオプションが多いときは、鹸化反応のあと更に石けんと等量から倍量(500-1000g)のお湯を加えて水の層を深めに取るほうがよい。 水を増やせば塩も応分で増やす必要がある。水分の全量に対して10~20%の塩があればそれなりに塩析できる。 |
■手順
【追記】溶かし方 時間があれば前日にお湯をかけてふやかしておく、または先に鍋にお湯を沸かしておいてそこに少しずつ石けんを溶かし込んでいく方法が簡単! →こちらも参考に |
【追記】塩加減 ふわふわでも、しっかり水と石けんが分離してきていたら塩を追加するのを止めてよい。塩が多めの時は比較的早くしっかり固まるが、少なめだと固まりにくい。急冷せずゆっくり一晩かけて冷ますようにすると取り出しやすくなる。 |
【追記】粉石けん化・固形石けん化 以下は粉石けん化の方法。ここでは崩した塩析石けんに直接炭酸塩を入れたが、一度石けんを溶かしてから粉を入れるほうがきれいに混ざって粉砕時に石けんだけの粒が残りにくい。 固形石けんにする方法も合わせて、「こちらの記事」も参照ください。 |
---------------おしまい---------------
強めの塩析によってしっかり固まった石けんは水分が少なく、したがって塩の残留も少ないとのことで、冷水で洗う操作は不要です。
手でぽろぽろと崩せるほどで、炭酸塩がなくても純粉石けんに近いものができそうな状態でした。
(型にぎゅうぎゅうと詰め込むと固形石けんができます)
【追記】塩を洗う がっちり固まっているのに力を加えるとポロポロ崩れる塩析石けんはやはり塩が多いようです。氷水洗浄または仕上げ煮で塩分を取り除くプロセスについては 「こちらの記事」の最後のほうを参照ください。 |
時間はそれなりにかかっているように見えますが、実際に石けんを煮て塩析までにかかった時間は1時間半ほど、道具らしい道具はお鍋1個とシリコのヘラだけで非常に簡単でした。
削った石けん約600gから、約800gの粉石けんができました。
元の石けん500g + 炭酸塩150gでは明らかに計算合わないでしょ。この段階でようやく始めの勘違いに気づきました・・・。
それでもかなり水分が残っているように思えますが、加えた無水炭酸塩が結晶水として水分を取り込んでいるのでべたつきません。
粉石けんシリーズはまだまだ続きます・・・
次回はついに、ディープな廃油で粉石けんだ!! (まだ挑戦していないので予告のみ)
今までの粉石けんチャレンジは→粉石けん・リバッチ粉石けん カテゴリへ
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