我が家のキッチンソープは、頂き物の廃油の塩析固形石けんと、端っこ石けんなどを溶かしたのを混ぜた液体石けんの二本立てです。
塩析固形石けんはスポンジでモコモコに泡立って泡持ちも良いのでたくさん洗い物をする時には欠かせません。リキッドは石けんを足したい時やちょこっと洗いたい時に。

固形の方が小さくなってきたので在庫を探索していたら、いつ作ったのか覚えてない(2年は経ってる)ヤツが出てきました。塩析石けんを陶器のカップに入れて固めたものです。
だいぶ縮んで隙間ができています。コロンと出てきそうだったので取り出して見たら、下の方がなんだか変なことになっていました。。。



写真の右側参照。底の部分から側面の下の方、濃い茶色になってます。そして謎の針状結晶発生!
なんだこれ。。。? 食塩ではないよね。塩析石けんだから、水分か塩分か石けん成分か残留した不純物なんですが、不純物って量じゃないです。特殊な形の石けん結晶だったらおもしろいのですけど調べ用がありません。
茶色いところは少し酸化したような匂いはしますが、大したことはありません。
乾きにくかったであろう底の方が傷みやすいのは仕方ないでしょう。でもCPが傷んだ時のようにベタベタしないのはさすがです。

使ってみたら、茶色いところは表面だけですぐになくなりそうです。固くて泡立ち良くて使い勝手は問題ないので、このままキッチンデビューさせることにしました。

カップに入れて固めておけば使いやすいかなぁと以前はこいうのをたくさん作ったのですが、こすり取っているうちに水が入り込んでくるくる回るようになるし、中に溜まった水でドロドロができてくるのが嫌になってしまって、最近は普通に四角く固めたものを愛用しています。
カップの底に植木鉢みたいに穴を開けたらだいぶ良くなるかもしれませんねーー。

そろそろまた作らなければいけない時期になったようですが、廃油を集めていないので超特売の時に買ったキャノーラ油で塩析なしのを作るか、でも硬い方がいいので一回だけ塩析してグリセリンを抜くか、考え中です。


さて、写真もないのでご報告ができていませんでしたが、アンデリーズさんでの科学と化学講座Lv.3は無事終了しました。
ここまでは基礎化学と油脂や洗浄がテーマだったので、市販のテキストや参考書からポイントをまとめていく形でしたが、次回からはいよいよ手作り石けんに特化した反応や物性につながっていきます。それ用の参考書がない領域、如何に皆さんの体験とつながるようにお話できるかを考えながらテキストを作ろうと思っていますので、応援よろしくお願いします。塩析も取り上げますよー。
日程が決まり次第、ご案内させていただきます。




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