なんだか偉そうなタイトルを付けましたが・・・
暑くて火を使うのが億劫だったので、電子レンジで済ませてしまいましたという話です。
今回もお洗濯用の粉石鹸です。チビ石けんをアルカリ追加のリバッチ&塩析しています。
■今回のトライアルのツボ
・アルカリ追加で過剰油脂を潰し、ゴミは塩析で除去
・電子レンジでなんちゃってホットプロセス
・水分量や塩水の濃度はukiuki石けんライフさんのやり方を参考にしてみる
・最後は粉石けん化
※塩析の塩の濃度の書き方が紛らわしかったので訂正しています。
【追記】 これは粉石けん作成の実験記事です。その後いろいろトライして私なりにまとめを作成していますので、粉石けん作りをしてみたい方はそちらもご参照ください。 →粉石けんへの道[ガイドライン] へ |
最近ではチビ石けんや端っこ石けんをお洗濯用に払い下げる際にはアルカリ追加&塩析をしています。
とにかくすっきりと洗い上げたい季節柄か、過剰油脂とかFOとかEOとかなんか食べ物の粉とか汁とか粘土とか、はっきり言ってしまえば「汚れ」たっぷり石けんでお洗濯するのはいやん(気分的に)。
粉にしたのはわたし的な取り扱いやすさと長期保存性のためです。
塩析後の水分の多い石けんをそのまま置いておくと、ナトリウム石けんらしく数日でプルプルに固まってしまって使いにくいしその状態で置いておくのもどうも・・・(気分的に。まあ早く使い切ればいいのですが)
←こんな風になっちゃう
■工程写真など
リバッチ
チビ石けん 240g、熱湯 350cc(様子を見ながら追加し結果的にこのくらい)、苛性ソーダ 7g(50ccの水に溶かす)
刻んだチビ石けんを溶かしてアルカリ追加リバッチ中の模様。
石けんに熱湯を注いで時々30-60秒くらい電子レンジにかけつつゴムベラで泡立たないように混ぜて滑らかにしています。
途中あらかた溶けたところで苛性ソーダ水を合わせ15分くらい混ぜていますが、この間は電子レンジ無し。
最後に電子レンジ+混ぜを2回位して塩析へ(計30-40分くらい? 溶けるのは湯煎よりはやいです)
※電子レンジかける時は様子を見ながら!! 端に泡が出そうかな、というくらいですぐ止めないと吹きこぼれます。
※苛性ソーダの不足量は石けん100gに付き2g弱と見込んでいます。当量では十分反応しないであろうことと今回は塩析するということで、過剰に加えています。
塩析
1回目[塩水 水250cc + 精製塩 50g (20g/100ccの水)]、2回目[塩水 水250cc + 精製塩 75g 30g/100mlの水]、氷水200ccくらい
塩析は縦長の保存容器で(ペットボトル発生しないので・・・)。上に浮いた石けんは一旦お玉ですくい出し、ザルにあげます。
1回目の塩析はukiukiさんの塩水濃度ですが、浮いた石けん分がふわふわトロトロの泡状で水切りできない! ちょっと薄いんじゃないのかな? ペットボトルから取り出すにはこのくらいの緩さのほうがいいのかもしれないけど私はもっと締まった石けんがほしいので2回目は塩を増やしたところ、細粒状になりました。右の写真は氷水で洗ってザルで最後の水切りをしているところ。
※塩の水に対する飽和溶解度は、水100mlに対して約36g。温度によってはあまり変化しません。
乾燥&粉石鹸化
炭酸ソーダ 80g
炭酸ソーダを混ぜ合わせ、広げて乾燥します。はじめは水分が多いのでべたっとしています。
時々気が向いたときに固まりを崩しつつ裏返したりして、1週間経った頃にはカリカリになっていました。
今回はチョッパーでガーーッと粉にしちゃいました。超簡単♪さらさらです。
チビ石けんのカットから塩析終了まで2時間くらい?
電子レンジ早い! こういうお遊びの時には大活躍しますね。
過去のトライアル等、粉石鹸記事をカテゴリ分けしたのでご参照ください。 →粉石けん・リバッチ石けん
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