キッチン用、とろりんリキッドソープできましたー

苛性カリが買えない、苛性ソーダよりコストが高いという理由でかどうかはわかりませんが、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)でリキッドソープを作りたいというニーズはいつも一定程度あって、世の中には「苛性ソーダで作るリキッドソープ」専用の作り方があるようです。が、私はその時あるもので自己流です。

ベースの石けん選びが適当すぎると寒い時に固まったりするので、そうならないようなレシピ例をご紹介します。
ただし、ワタクシ目分量星人のため、量はご自身で加減ください

■□■ 苛性ソーダのせっけんで作る、とろりんリキッドソープ ■□■
材料
固形石けん (ソフトオイルで作ったもの)
水 またはお湯
市販の台所用液体せっけん
消毒用エタノール

作り方
1) 固形石けんを包丁でザクザク切って容器に入れる(無理に細かくしなくてよい)
2) 台所用液体せっけんと水を半々くらいで、固形石けんがちょっと先が出てるくらいに浸かるまで注ぐ
3) ひたひたになるまで消毒用エタノールを注ぐ
4) ぐるぐるっと混ぜ合わせて、ラップか蓋をして1〜2日放置

いつまでも溶けきらないようなら水か台所用液体せっけん、ぷるんと固まるようなら消エタか台所用液体せっけんを足します。

■□■ ■□■

液体せっけんを固形石けんで濃くしてるみたいな感じですが、まあそんなところです。
濃いのでちょっとでたくさん洗えて使い勝手良いですよ。
蓋をしていないと表面から乾いてカピカピに固まってしまうので注意です。

ポイントは、これ用に固形石鹸を作るなら、特に冬場はソフトオイル100%かココナッツかパームカーネルオイルを少々プラスくらいにすることです。けん化率は高めで。使用済み油でも問題ありません。
パームやラードなどが入ると、夏場は良いですが、冬はぷるぷるに固まりやすくなります。

私はキャノーラメインの台所用固形石けんを常備しているので、それを刻んでリキッド化します。
在庫の手作り固形石けんを使うこともできますが、先に書いたようにオイルの配合によって固まり加減が変わってくるので、消エタと液体せっけんで調整してください。


台所用液体せっけんは安いですし、消エタもキッチン用だと割り切って変性されたものを使えばお手頃です。よくある変性エタノールはイソプロパノール(IP)が入っていますが、写真左端のはごく少量のユーカリ精油添加の変性なので、少し安心です。

いわゆる「作り方」より気楽と思いますので、キッチンソープにお困りの方は是非お試しください。

※写真の完成品の色が濃いのは、茶色い実験石けんが混じってたからです。



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