ロールタイプのpH試験紙、ケースの使い方、ご存知ですか?

先日現物無しで説明しようとして玉砕したので、写真を載せてみます。
結局わかりにくいんですが。。。



ケースの内側と蓋に試験紙を取り出すための溝が切ってあり、蓋が2cm分くらいスライドするようになっています。
その部分の意味です。




1) はじめ
溝をずらした状態。テープは蓋と本体の間に挟まったようになっています。
この状態で蓋と本体の溝の位置を合わせるように蓋を(写真だと右側に)ずらします。

2) すると蓋の溝からテープの端が出てきます。

3) テープの端をつまんで使う分だけ引き出します。

4) テープを切らずに、 蓋を(1)の位置に戻します。

5) ここで、蓋の溝を使ってテープを切ります。
すると(1)の状態に戻ります。

使っていない側のテープに手を触れないで切ることができるようになっているのです。
手の油や汗が着くと染み込ませてある指示薬が変化して正しい結果が得られなくなってしまいますから。

短冊タイプをお使いの方も、使わない試験紙に素手で触れないように気をつけてくださいね。

さて、そんなpH試験紙ですが、万能タイプの場合、私ははじめの写真の左側 Universal (1-11)タイプが好きです。
右側のFull Range(1-14)より色の差が大きくて分かりやすいし、実際こちらの方が精度が高いと言われています。万能タイプは複数の指示薬を使って幅広く変化するようにしてあるので、ある範囲に限定した単独の指示薬のものより格段に精度が劣ります。pH11以上だったらダメ石鹸判定、触っちゃダメ溶液と割り切っています。

また、pH試験紙に液を付ける時は、液側に試験紙を突っ込むのではなく、マドラーやスプーンの枝などに着けた液をちょんと試験紙に着ける程度で十分です。水分が多いと指示薬が流れて色が出にくくなってしまいます。
泡をつけてみる場合も少なめに。




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