いろいろ抽出中 [├ インフューズドオイル]
石鹸ぐるぐるする計画は構想がまとまらないのですが、オイルは準備中です。
後ろのほうに見えている黒いのは、O嬢さんからいただいた紫紺をウルトラ抽出中の椿油。彼女の紫根のヨーグルト石けん*sexy berryの色に魅せられ、早速漬けてみました。ちょっと紫紺の量に対してオイル入れすぎのようで写真では黒いですが、透けて見える程度の赤色。クリームにもできるといいなということで椿油です。
右端はジャスミン冷浸中のハイオレひまわり油。香りが移るといいな♪
左側、小さい瓶2個は、カレンデュラ。ハーブとしては特記無いです。
ポイントはオイル。MCT(中鎖脂肪酸の油脂)を使用しています。性能的に浸出油つくりに向いているのではということで、試させていただくことになりました。マカダミアナッツ油と比べてみることにします。軽くて浸透性がよいと考えられるため、重たいアボカドオイルなどにブレンドしてみるのもいいかなと思います。
カレンデュラとジャスミンは冷浸法で。
光に当たらないようアルミホイルでガードして、日当たりの良いところにおいておきます。
中鎖脂肪酸、市販では日清のヘルシーリセッタ(特定保健用食品)のCMで聞いたことがある方も多いと思います。
ココナッツ油やパーム核油に少量含まれる、カプリル酸(C8)とカプリン酸(C10)のトリグリセリドで、消化器官から直接肝臓に運ばれてごく短時間で分解され、エネルギーになりやすいという特徴から、未熟児の栄養補給や術後の治療食に使われているものです。ヘルシーリセッタはキャノーラ油の一部を中鎖脂肪酸に交換したものですが、今回使わせていただいているのは全部が中鎖脂肪酸というもの(食用)。
※C8とC10の比率は違うと思われますが、キャリアオイルの分留ココナッツ油はこの2つの脂肪酸が非常に多く含まれるとのことです。
※カプリル酸、カプリン酸は石鹸向きではないので、クリームやマッサージに使ってみます。
ココナッツ油はこの2つの脂肪酸を含むために刺激性があるといわれますが、それは遊離脂肪酸になった場合のことで、トリグリセリド(油脂)の状態であれば上記のようにキャリアオイルとしても使われるものです。
日清OILIO ヘルシーリセッタ
http://www.nisshin-oillio.com/healthy/shouhin_r.shtml
最近よく聞く中鎖脂肪酸とはどんなものですか
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/chie/421.html
▽大変勉強になる本ですが、各オイルの説明で鹸化価が示されていないことが多いので、ソーパーとしてはちょっと(いや、かなり)不満
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前田式温抽出が面倒なので
私も、遮光インフューズドにしよう。。。
お酒に漬けたハーブもそのままだ・・・
(大丈夫かな??)
by ノギス (2006-08-05 23:02)
>ノギスさん。
毎日は手をかけられないですよね~。
そういえば遮光インフューズドににいいじゃん!の秘蔵アイテムも入手していたのですが、うっかり使うのを忘れていました。。。がーん。
by ゆりくま (2006-08-05 23:30)
この本持っています~
フレグランスジャーナル社のキャリアオイルの本とずいぶん迷ったんですが、結局こちらにしました。
キャリアオイルの事典なんて石けん作る人にうってつけじゃん!と思って張り切って買ったはいいけど、何か物足りないですよね。
鹸化価を書いているオイルと書いていないオイルがあって、何だかまとまらない・・・
これならばわざわざ買う事も無かったかなと・・・
前田さんの本で十分だった気がします。
値段が結構高かっただけにちょっと後悔気味です。
by 石鹸大好き (2006-08-06 09:26)
>石鹸大好きさん。
本って、そうですよねー。私はジャケ買い(表紙の印象だけで購入)してしまうほうなので、結構なんだかなーって本もたくさん持っています。さらにケチなので、いつか役に立つんじゃないかと思って手放さないんでたちが悪い。
フレグランスジャーナル社といえば、アロマや香粧関係の蔵書(自社のものに限らず、文献なども)を一般公開する図書館を最近開設されたそうですよ。飯田橋だったかな。平日しか開いてないし入館料とられますが、なんとか時間を作って一度探索に行ってみようと思っています。
by ゆりくま (2006-08-06 12:45)