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巻き巻きせっけん(Rimmed soap) をつくる会 其の二 スワールせっけん篇 [■手作り石けん記録]

rimmed soap

ハマのソーパー会のスピンオフ、巻き巻きせっけんをつくる会の記録、CPのスワールせっけんからふち部分をつくる篇です。

当日は場所を午後から夜まで押さえていて、せっけん班の作業の流れはこんな感じ
1) 縁取り用のスワールせっけんを仕込んで保温
2) 縁取り用のMPせっけんを作成し、巻き巻きして筒に入れる
3) MPせっけんの中身を作成して型入れ、保温
4) スワールせっけんを切り出し、巻き巻きして筒に入れる
5) スワールせっけんの中身を作成して型入れ
→ 3と5をお持ち帰り
オヤツお食事班も3以降に同時進行で準備が進み、3から4の間にプチ宴会

モリモリでタイムキーパー必須のスケジュールです。
やはりというか、そこが一番のヤマ場というか、4の切り出しで試行錯誤が発生して時間がかかり、板ができあがってからの残り時間が1時間弱!! (退出準備含む) で、どうなることかと思いましたが、最後の底力を発揮してきっちり退出できました。

そんな感じだったので、板を巻いて筒に入れる作業は大騒ぎで記録が取れていません。
前回のM&P巻き巻きの段取りをご参照ください →こちら★

スワールせっけん作成 → 切り出し の様子はムービーにまとめたので、ぜひご覧ください


以下写真レビュー
作るせっけんは12人分(チップスターの筒 12本分)なので、全体的にボリュームがでかいのはご容赦ください。

スワールせっけん
約2リットルのせっけんタネを大きなシリコンモールドでスワールデザインで型入れしました
レシピは ハード 45%、ソフト 55%。海外サイトの調査で標準的だった配合です。
型は 28×22×4cm、ゆりくまの秘蔵アイテムが初めて役に立ちましたw

CPOP
タネはオーブンの余熱で70℃保温しました。いわゆるCPOP (Cold process Oven process)です。

使用したオーブンの最低の設定温度は90℃のため、まず90℃で予熱を行います。
一旦加熱をやめて手早くせっけんとオーブン用温度計を入れてドアを閉め、オーブン内温度を確認します。
50℃に下がっていたので、温度計を見ながら90℃設定で加熱し、70℃になったところで停止します。
このあと3時間、再加熱なしでオーブン内は70℃を維持することができました。オーブンがよく保温できるものだったのと、せっけん自体が発熱しているので問題なかったのでしょう。
本場USAのCPOPも、オーブンに放り込んだら余熱だけで一晩放置というのが普通のようです。

つくる会では当日中に型だしカットしなければいけないので加速のために加温しましたが、必須の工程ではありません。通常のCPで1日程度保温すればよいです。ただし、巻き巻きの工程で必要なしなやかさを出すために、ジェル化は必須です。保温から出したら乾燥させないうちにスライスと巻きの作業に入ってください。

image.jpeg
オーブン約3時間保温後、ジェル化でやわやわのせっけんを、冷凍1時間で固めました。
筒に入れる時の高さに合わせて3つに切って、スライスします

スライス用の道具
ジャンプ解体

スライスは、陶芸で言うところの「たたら切り」方式を採用しました。
道具はあるものの持ち寄りで、素麺か何かの木箱、段ボールに巻き付けただけのワイヤーカッター、漫画雑誌を解体した厚さ4.5mmの台紙 です。

というところでなんとカット中の写真がなかったので、実際には先の編集したムービーを見てくださいませ。

せっけんスライス
この写真はうまく使いこなせなかったスパチュラでの構えです(抵抗が大きくなりすぎて水平に引き切るのが困難でした)。
ワイヤーの場合も同様に、木枠のふちをガイドに、置いたせっけんの上部をスライスします。切ったら下に台紙を足してせっけんを底上げしていくことで同じ厚さのものが何枚か取れる仕組みです。
試行錯誤しながらの共同作業のため、ムービーではいっぱい手が出てますが、木枠がお腹の方にくっつきすぎないように何か挟むような工夫だけできれば、一人で十分できる作業です。
また、ワイヤーでこすれて木がささくれ立つのを防止して滑りを良くするために、マステを貼りました。

ワイヤーでのたたら切りは、一回できてしまえば2枚目以降は簡単でした。横にピンと張って、勢い良く引き抜くのがコツかなと。
できれば木箱(カットのガイド)はもう少しせっけんの幅に近いものの方が楽かもしれません。
カタン糸でもできるという話もありますので、お手持ちの何かを工夫してみてください。

あるいはカット台に横にピンと張ったワイヤーに、せっけんを押しつけて切るという方法もあります。
私はワイヤーを張る工作のよい方法を思いつかないので(糸鋸のソープカッターを上手に固定するとか?)たたら切りの方がイメージしやすいですが。。。

image.jpeg
スライスした板たち♪
スライスした高さによっていろんな表情が出ていて、どれも綺麗です。
12枚取れれば十分だったのですが、結果的にちょっと失敗も入れて20枚近くできてしまいました。

ムービーの終わりにも触れましたが、せっけんが型に入っていた時の一番上の面は乾燥が進んで固くなっているため、薄いスライスや筒状に丸める作業に不向きでした。
スライスするときは、上面はちょっと厚めに切って使わないか、ひっくり返してやわらかい底面から切りはじめる方がスムーズです。

rimmed soap
筒に入れて、中身を詰めて完成

つくる会での作業は以上でした。
型から出した時の様子や、やってみて思うことなど、追記したいこともありますので、このシリーズはあともう一回、続きます。


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