そして不透明石けんに・・・

先日 思わせぶりな失敗予告を書いた、チャレンジ透明石けんは・・・



こんなんなってます。


普通にジェル化したCP石けんとなんら変わりないお姿です。
いや、ヘタなCP石けんの型出し直後なんかよりしっかりしていてすぱーーっと切れていく感じというか。
全くベタベタしないです。

やっぱ高融点パームが多かったんだろうと思います。
パーム油50％前後のレシピが一般的なので、高融点パームを半分の25％にして残りをソフトオイルで置き換えました。

「サラサラした液体の状態で型入れ」？？？ モッタリしてますが・・・ しかも上面からどんどん固まっていくんですが

「型入れ後、上面に白い浮遊物が出る」？？？ 型入れで流した形のスジや液滴がそのまま残って均一ですよぅ

そして使ってみると、石けんカス(金属石けん)が非常にたくさん発生します。
石けんのこびりついた鍋にそのまま水を張っておいた石けん水で手ぬぐいや布巾を手洗いしたら、色の濃い手ぬぐいは白い粉だらけになるし鍋の縁はコテコテになるしで、飽和脂肪酸パワーのすごさに思わず笑っちゃいました。


でもでもウチには高融点パーム油しかないんだもん。しつこく使い続けます。
次回は1/3にしてみようか。いっそ1/4くらいでいいかな。
そういえばCP石けんのときは想定パーム量の1/3も入れてないですよ。(だから全然減らなくて普通のが買えないんです)

手前のバラの形のは上に張った膜(というより層)など↓ をレンジでチンして溶かして固めなおしたものでした。


黄土色なのはたぶん緑のソフトオイルを煮立てたため色が褪めてしまったのではないかと思います。
きっともう一回やります。


今回はフェイラーさんの方法を採用してみました。
お鍋＆湯煎セットだけでできるので、手順としては簡単でした。

Making Transparent Soap: The Art of Crafting, Molding, Scenting & Coloring

• 作者: Catherine Failor
• 出版社/メーカー: Storey Books
• 発売日: 2000/04/15
• メディア: ペーパーバック

コメント 4

透明にならなくて残念でしたね。
でも、薔薇型の石けんがお肌ツルツルでキレイ♪

高融点パームでCP石けん作ると、溶け崩れにくくなるんですか？
そんなのあるんだーって、早速ググッちゃいましたよ！
今使っているパーム油が終わったら、試してみようかしら…。
って、たぶん1年くらい先だけど(笑)
by Ｏ嬢 (2009-06-04 18:15) 

■Ｏ嬢さん　
不透明でしたよ～
この後 切れ端をもう一回溶かして透明化材超増量してみたのですが、やわらかくなっただけでやっぱり不透明でした。

高融点パームは普通のパームの1/3くらいで同じくらいの効果がありますよ。水では溶け出しにくいのでお風呂で使う石けん向きです。
by ゆりくま (2009-06-05 23:51) 

ゆりくまさん、こんにちは。
高融点パームでも、透明にならないのですね。
今年の夏は、高融点パームで透明石けんを作ろうかと
思っていた所です。
どれ位の量だったら、いいのかなぁ？

以前、ステアリン酸とミリスチン酸合わせて30％で
透明石けんを作ったのですけど、不透明になりました。
ちなみにコレ↓の上の部分です。
http://oukokusoap.exblog.jp/7062584/
高融点25％で不透明になるのだったら
当たり前ですよね＾＾；）

普通のパームで硬さは十分なんですけどね
やってみたくなっちゃうんです＾＾；）
by peko (2009-06-06 16:15) 

■pekoさん
２５％は多かったのかなぁ。。。
あと、ココナッツじゃなくてバージンココナッツだった影響はどうなんだろうと考え中です。

フェイラーさんの本ではパームや牛脂を使わない透明石けんってレシピがあって、ステアリン酸１９％くらい＋ココナッツ５０％＋ひまし油です。さほど変わらないような気もするんだけど、だめなのかな。
あ、でも油脂じゃなくて単体脂肪酸にするとグリセリンの生成が少なくなるのでその分を補うとかそういう細かい工夫も必要なのかも。

きれいな薄ピンクの石けん、かわいかったです！

by ゆりくま (2009-06-10 00:35)