リキッドソープ、久々 [■手作り石けん記録]
2年ぶりくらいにリキッドソープを作りました。
■□■リキッドソープの素■□■
紅花油、ココナッツ油、ひまし油
苛性カリ、ROE、アルコール
保管してあった苛性カリ、全く問題なく使えてよかった。
引っ越してきて初めに見つけた苛性ソーダを取り扱っている薬局で何げなく訊いてみたところ 苛性カリの取り寄せもあっさりOKで、俄然やる気が出てきたのでした。
希釈したものを水酸化クロムでグリーンに色づけしてみました。
3層グラデーションに入れてみましたが、わかりますか?(使い始めるまでの自己満足)
香りはグリーンアップルFOです。
少し濁っているのもFOのせい。
ぐつぐつ~
用意していた容器にいっぱいの量になってしまって、保温から冷めたら内部が真空状態に!
ふたをはがすのに苦労しました。
上の写真のように3層に流し込むことができたのは、とろみをつけているためです。
とろみ付けには塩を使っています。
なんとかガムのような増粘材を使うより簡単なのでぜひお試しください。
食塩の粒を直接入れると溶けにくくて時間がかかるので、濃い食塩水を作っておいてスプーンで少量ずつ加えながら調整します。
カリ石鹸はナトリウム石けんのようにくっきりとは塩析されないものの、食塩(をはじめとする電解質)の影響を全く受けないわけではありません。
塩を加えるとゲル状になっていきます。
しかしながら飽和脂肪酸のカリ石鹸はこの作用が表れにくく、ココナッツ油の配合が多いとほとんど効き目がないとのことです。また、入れすぎるとまたさらさらに戻ってしまうらしいです。
洗濯用の粉せっけんではアルカリ助剤として炭酸ナトリウムなどが30-40%も配合されているものが普通ですが、液体石鹸に助剤が入っていないのは炭酸ナトリウムが電解質なのでプルプルのゲル状になってしまうためです。(溶解度が小さくてたくさん入れられないということもあるかもしれません)
(撮影用にかなりとろみをつけています。実際にポンプボトルなどで使うには少しとろっとしたかな?くらいで十分、泡ポンプは粘度が高すぎると壊れてしまうのでまず薄めでさらさらの状態で試してみて、必要に応じで調整してください)
さて、今回のリキッドは、「髪が軋まないシャンプー石けん」をめざしてこっそり実験中です。
はっきりと効果がありそうだったらまた紹介します
Facebook コメント
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リキッドソープのとろみが塩で出来るんですね!
今は、リキッドソープの在庫切れ中ですが、
また作ってみたくなりました。
塩でとろみがつけてみたい~♪
by やってみたい! (2010-03-14 08:16)
■やってみたい!さん
ココナッツの多くないレシピなら効果あると思います。
ぜひお試しください~
by ゆりくま (2010-03-14 13:04)
初めまして~
長~いことブログを拝読しておりましたが
この度ゆりくまさんの記事の「なんちゃって市松」に挑戦してみたので、ご報告とお礼にと思ってコメントさせていただきました。
まだ型出しはしていないのですが、上から覗いた感じはまぁまぁかしら?って思っています。
苛性カリ、取り寄せなのに薬局によって反応が違うんですね~
今私が苛性ソーダを買っている薬局はいつも苛性ソーダの在庫があるんです(5~6個ですけどね)価格も他の薬局と比べて安いし、大切にしたい店なんですが、店主の愛想が悪くて…(>_<) 買えなくなると困るので、慎重に買わせて貰っているので「苛性カリ取り寄せられますか?」って聞けないんです。苛性ソーダでもリキッド作れますからね~
ゆりくまさんの記事を読んで、ココシャンも作って見たいな~って思っていつつ、まだ作れていないんです。何回も配合を書き写してるんですけどね…(^^ゞ
これからもブログ楽しみに読ませて貰います!
by Shima (2010-03-17 09:29)
■Shimaさん、こんにちは
なんちゃって市松、なつかしーー!
(と言いつつ最近またやりたくなってるのですが)
苛性カリ、店主さんが面倒くさがりじゃなければ結構簡単に取り寄せてもらえるという実感です。飛び込みで苛性ソーダありますかって聞いた時の印象がよかったので思い切って聞いてみました。あと石けん作りに興味を持ってもらえているかどうかでも違うと思います。
カリ石鹸とナトリウム石鹸では肌あたりというかやっぱり性質が違うのでうまく使い分けていきたいですね。
by ゆりくま (2010-03-18 23:02)
こんにちは!ゆりくまさんのプログいつも参考に
させていただいています。
今回ぜひKせっけんのとろみをつけてみたいのですが
なんせ、K石けんそのもそがうまくできていません。
アルコールを使って作ったのですが、なべのまわりがとんでもないことになってしまって、それからスットプの状態です。
コツなどあれば、御教授してくださればありがたいいんですが・・・・
by mimi (2010-03-19 14:19)
■mimiさん、こんにちは♪
とんでもないことに・・・というのは溢れたってことでしょうか??
わたしはケチであまりアルコールを使わないのですが、
・十分大きい、深さのある鍋を使う
・温度を上げすぎない
・アルコールを入れる前に火を消す
・アルコールを入れてさっと混ぜた後、泡が多く出るようなら底からかき混ぜない(泡を抑えるだけにする)
ということくらいでしょうか。
あと反応の進みやすいココナッツオイルが多いと更にあわ立ちやすいとのことで、注意です。
がんばってください~
そしてぜひ塩も試してみてくださいね
by ゆりくま (2010-03-19 23:34)
ありがとうございます。お察しのようにすごい泡で、
床までアワ 泡でした。
たぶんなべも石けん種に比べて小さかったのだろうと思いますし
温度も高かったのかな・・・・
そして混ぜすぎも
これでもう一度challengeしてみたくなりました。
ありがとうございます。
今度こそうまくいく!!・・・・・ぞー
by mimi (2010-03-20 09:02)
■mimiさん
中村純子さんの本を見直してみたところ、アルコールを合わせるときの温度は85℃とのことです。
鍋、上の写真ではオイル400gのタネに3Lのものです。
レシピのためかあまり泡は立たなかったので参考にならないかもしれませんが。
湯煎の容器の口がタネの容器より大きくなるようにしておくと、溢れたときに一つクッションができて安心感が増すかもしれません。
次は成功しますように!
by ゆりくま (2010-03-21 11:46)