ハードなせっけん [■手作り石けん記録]
前の記事で偽トレースが出たと書いた、ハードな脂だけのレシピのせっけんは、科学と化学講座でお見せするための見本でした。
ただ適当に牛脂80 ココナッツ20 としたわけではなく、この配合は昔からせっけんメーカーさんの黄金のレシピと言われているものなので、CPででも作って試してみたいなという意図がありました。
保温以降は特に問題なく綺麗なせっけんに仕上がっています。
(片方の縁が白くなっているのは、脂以外の成分の比率を変えての見本である意味起こるべくして起こっている現象です)
この8:2レシピ、今でもシンプルな固形せっけんの基本の配合だそうです。※消費者が植物性を求めるようになったので牛脂でなくパームが使われるようになっています。
ねっちりしっかりのきめ細かい泡がたくさん出て、しかも長持ち、洗浄力もバッチリ!
泡の様子は初めの写真の通りです。
泡は一時間たってもあまり減っていません。
もっちもち。
なんか水出てるのはご容赦を。。。
実際に使ってみると、泡は大変気持ちよいのですが、不飽和脂肪酸過多の泡持ちも洗浄力のよわよわなせっけんに慣れてしまった手にはちょっと洗浄力が強くて、脂を取られすぎてよく言えばさらさらでした。
手作りせっけん界では暴言に属しちゃうかもしれないので小声にしておきますが、私個人の感想で、バター類(脂)たっぷりのせっけんが冬向きでしっとりだと感じたことは一度もありません。さっぱり洗われたい夏の方が。。。 向いてるんじゃないかなぁ。
好き嫌いはさておき、オレイン酸メインのものとはまったく次元が違うせっけんなので、一度作って比べてみるのも面白いかと思います。作る時の温度は高めにね。
ところで、1時間後まで写真を撮った後二日くらい放置しておいたら、↓こんなことになってました。
しっかりしすぎ!
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こんにちは♪いつも参考にさせていただいております。
『片方の縁が白くなっているのは、脂以外の成分の比率を変えての見本である意味起こるべくして起こっている現象です』
とは、けん化率の違いからくるものでしょうか?
by マカロン66 (2016-03-07 16:39)
■マカロン66さん
コメントありがとうございます
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、いろいろな条件を変えてどのような状態の違いが出るかの見本です。状態の話なので、反応に関わるけん化率は同じにしています。
by ゆりくま (2016-03-07 19:28)