ハイビスカ酢の味付けタマゴ [▼ゆりくまの台所]
最近はカラフルな味付けタマゴを量産していました。
メディカルハーブのお勉強の一環(卒論)でテーマをお料理に決めたのですが、ハーブをたくさん使うと茶色くなりがちなので、プラスアルファで綺麗な色も楽しんでみました。
手軽で発色も持ちもいいのがハイビスカス(ローゼル)の赤、これが簡単でなんでもよく染まるので、ご紹介します。
お弁当が茶色くなりがちなのが悩みの女子中学生に大好評(笑)
はじめに、基本のハイビスカ酢を作ります。
ハイビスカスの赤色はアントシアニン(デルフィニジン系)で、酸性で安定した赤色になるので、お料理に使うなら断然ビネガーでの抽出がオススメです。
■■ハイビスカ酢
ハイビスカス(ハーブティー用) 5グラム
お酢(米酢やリンゴ酢) 50〜100cc (ハイビスカスの10〜20倍)
ハイビスカスをお酢につけて2日〜1週間程度抽出し、漉せば完成です。ビネガーなので腐る心配は少ないですが、退色防止のために光を避けて保管し(できれば冷蔵庫で)、早めに使用してください。
ハイビスカスのシングルティーでなく、色は薄くなると思いますが、ローズヒップとのブレンドティーでも大丈夫です。ローズヒップのビタミンCや甘みが出て美味しくなるかも。
■■味付けタマゴ
写真はカレーパーティーの付け合わせで量産した時のものなので、うずらのタマゴの水煮を使用しています。黄色はサフランライスのおすそ分けのサフランです。
■漬け汁
今回は、ピンクは”白だし”、黄色はピクルス味です。味付けはめんつゆでも塩でも塩こうじでもお好みですが、色を綺麗に出すためには醤油なんかの色が濃すぎないほうがいいですね。
タマゴ12個(2パック)を漬けているのでつけ汁としては50cc強用意していますが、1パック6ー7個なら30ccくらいで十分です。鶏卵の場合はもっと必要ですね。
赤いほう: 白だし 20cc、ハイビスカ酢 10cc、水 20cc(酸っぱ好きならお酢10+水10でも)
黄色いほう:ピクルス液 50cc にサフラン(ホール)6〜8本を30分ほど浸す
■漬け込み
タマゴとつけ汁をポリ袋に入れて、空気を抜いて口を縛ります。
冷蔵庫に入れて、ムラなく染まるように、時々揉んで位置を変えて、半日から1日おけば色も味も入ります。
↑ つけてすぐ。ハイビスカスはすぐに色が入るけど黄色は時間がかかりますね。
↑ 1日後。赤がタマゴに移動してつけ汁が茶色になってます。
完成〜
緑の、オリーブの塩漬けも刺したら3色でかわいかったかな。
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ハイビスカ酢は麺類やご飯の着色にも、梅酢のように使えると思います(塩は入ってませんが)。
ピンクのドレッシングが作れますね。
長時間の加熱には弱く、ピンクのご飯ができるかな? と炊く前に加えたらお赤飯風にちょっと黒くなってしまったので、すし酢のように少し味を整えて(色も薄めて)から炊き上がり後に混ぜるほうがいいかもです。あ、すし酢にハイビスカス漬けておけば酸味も薄いし毎回味を調整しなくてもいいかもですね。
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また鶏皮せんべいと鶏油 [▼ゆりくまの台所]

またまた鶏皮せんべい作って鶏油も採取〜
せんべい、今回はクレイジーソルトでハーブ風味です。
鶏油は石けんにするまでもなく使ってしまいそう。
※鶏油の鹸化価は 140mg-NaOH/g程度です。
この時期(夏)の室温では固まらない、パーム油くらいの融点の脂です。
そしてまたまた写真撮ったのでしつこく解説します。

材料
鶏皮
お好みの塩胡椒スパイス
1) 鶏皮を適当な大きさにカットし、油をひかないフライパンで炒め始める(弱火〜中火)
2) 焦がさないようにじっくり炒め、染み出してきた鶏油は時々別の容器に移す
3) 鶏皮に色がつき始め、出る油が少なくなるまで続ける
4) 取り出せなくなった油はキッチンペーパーなどで拭き取り、カリッと焼きあげる
5) 塩胡椒やスパイスを振って完成。一旦冷ますとよりカリカリになる
おいしいのでお試しくだされ
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鶏油の取り出し方 と 鶏皮せんべい作り、そしてコッコブーせっけん仕込み [▼ゆりくまの台所]

はじめに、年内ブログ更新はこれで最後になるかと思います。
今年も多くの方々との出会いの年でした。特にぷるぷるせっけん・キラキラジェルソープは多くの支持をいただき、嬉しく思っております。
また新しい話題をご提供できるよう精進するつもりです。来年もよろしくお願いします。
さて本題
週末、今年手作りせっけんデビューの方が今夜初めて自宅で作る! というお話に触発されて、私もせっけん仕込みました。
ヨソイキのじゃなくて冷蔵庫整理の一環で。。。
おつまみに鶏皮せんべいを作る時に採れる鶏油と茹で塩豚を作った時に集めたラードをせっけんにしました。年末で営業終了してしまうAREA8 cafe窓際から頂いてきたローズマリーもいれて、鶏のローズマリー風味焼き、みたいな。ハーブを直接せっけんに入れるって実は久しぶり?!
せっけんは年明けないと使えないので、鶏油を集めることを前提にした鶏皮せんべいの作り方をメモっておきます。

■鶏油採取と鶏皮せんべい
材料
鶏皮
塩コショウ
作り方
鶏皮は適当な大きさに切り、油を敷かないフライパンで弱火〜中火でじっくり炒める。
急に焦がさないようにゆっくり。途中、油が出てきたら耐熱容器に取り分ける。
出る油が少なくなって取り分けられなくなったら少し火を強め、キッチンペーパーなどでフライパンの油分を拭きながら全体がいい色になるまで炒める。
塩コショウやお好みのハーブ、スパイスで味付けする。
※一度冷めるとカリカリになる
一気に焦がしてしまうと油が茶色くなるので、初めは弱火でじっくり油を出してくださいね。
ハーブ塩系が最強に合います!
鶏油はNaOH換算のけん化価約140mg?NaOH/g、15度以上の室温だと完全に固まらず曇り、冷蔵庫に入れると固まる程度の油です。

白いのはラード、黄色いのが鶏油です。
ラードの方には軟骨なんかの固形分が結構混ざっていたので溶かしてから漉すハメに。バッチサイズの調整にココナッツ油とオリーブ油を加えました。
ちゃんと硬いせっけんになりますように。。。
ーーーただいまお申し込みいただける教室ーーー
■キラキラ カラフルなアロマジェルソープを作ろう■
2/13(土) 午後、NHKカルチャー 練馬光が丘教室
抗菌効果が期待できる精油で香りづけして、洗面台用の大きいボトルと携帯用の小さいジェルポンプ容器の2本のジェルソープを作ります。
ご希望の方にはご自宅でも作っていただけるようにゲル化剤の小分けをいたします(別料金)。
お子様も大歓迎です。
お子様とご参加いただける親子料金があるとのこと、詳しくは教室にお問い合わせください。
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1093377.htm

■手作りせっけんの科学と化学講座 @名古屋、東京 ■
12月ー2月の連続講座、スタートしています。名古屋東京合わせて40名以上の方にお集まりいただくマンモス講座となりました。
名古屋は通し受講の方で満席。東京は各日ごとに空きが出れば直前に単発受講を受け付けるとのことです。
東京1/24(日) はLv.2 洗浄の科学とせっけんの性質、Lv.3 化学反応の基礎とせっけん回りの反応 の2本です。
詳しくはアンデリーズさんへ
http://andelies.sblo.jp/article/163354360.html
そうそう、今期から講座テキストが製本になったのですよ!
総70ページ以上 × 40冊以上ですからさすがにインクジェットプリンタでは泣いちゃいますね。

12月の様子

アンデリーズさんの3月以降の予定は新年明けてからのご案内となります。
新色出していきますのでよろしくです!
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